
頭皮にはたくさんの毛穴があります。
顔や体だけではなく、頭皮にもたくさんの毛穴があり、何らかの肌トラブルが起こって毛穴に皮脂が詰まってしまうことでニキビができます。
頭にもたくさんの汗をかくので、よくわかると思います。
頭は髪の毛におおわれているので、普段はニキビができたことになかなか気が付きません。
しかし、かゆみがあったり、髪の毛の手入れをしているときや洗髪のときなどに、地肌を触る機会があります。
そんな時にボコッとしたものを見つけることがあります。
これが頭皮ニキビです。
この頭皮ニキビがつぶれてしまうと、すごく痛いです。
どんな状態か見たくても、髪の毛があったり見えにくい場所だったりして、困ってしまいます。
毛穴の詰まりと頭皮ニキビ
顔は目につきやすい部分なので、日ごろのケアを丁寧に行う方が多いと思いますが、目立たない頭皮のケアまでも気をつけている方は少ないのではないでしょうか?
しかし、頭皮とは、顔の皮膚の延長なのです。
顔に比べると、毛穴の数も多く密集しているため、顔より皮脂の出る量も多いため、ニキビができやすいのです。
皮脂の過剰分泌が原因で毛穴が塞がる
皮脂の過剰分泌が原因で毛穴が塞がる場合と、肌に残った角質よって毛穴が塞がる場合があります。
オイリー肌の方は、頭皮にも皮脂が多い可能性があります。
毛穴が詰まって毛穴の内部に皮脂が溜まると、本来、毛穴から表面に出て行くはずの皮脂が毛穴に詰まってしまい、毛穴がやや盛り上がっている状態となります。
そこにアクネ菌が繁殖して炎症が起き、ニキビができます。
皮脂の過剰な分泌が大きな原因となります。
肌に残った角質よって毛穴が塞がる
皮膚が正常にターンオーバーしなくなるとなくなると、剥がれ落ちていくはずの角質が残り、角質が分厚くなって毛穴が塞がるのです。
常在菌が毛穴の中で異常繁殖して炎症が起き、症状は悪化します。
本来、常在菌は分泌された皮脂や古い角質を分解し、弱酸性の脂肪酸を生成する皮膚にはなくてはならない菌です。
弱酸性に保つことで、酸に弱い細菌やカビなどの増殖から皮膚を保護しています。